乳腺外科・甲状腺外科・緩和ケア

乳腺外来

乳腺外来

 多度津三宅病院では乳癌患者さんの増加に対応するため、最新のマンモグラフィ及び超音波検査装置を導入し、女性の専門医が診察する体制を整えています。

 日本人女性の乳癌罹患率(乳癌にかかる確率)は12人に1人と年々増加していますが、乳癌は早期に発見すれば治癒が可能な疾患です。自分だけは大丈夫だと思わず、検査を受けにいらしてください。

 また、当院では原発性乳癌だけではなく、再発乳癌の治療や緩和医療についての相談も受け付けています。

乳腺の検査の流れについて

検査はすべて受診日当日に受けていただくことが可能です。

1.問診・視触診

現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。

2.マンモグラフィ検査

女性の医師・放射線技師によるマンモグラフィ撮影を行います。

3.超音波検査

マンモグラフィで異常が疑われた場合や、医師が必要と判断した場合には超音波検査を行います。

4.細胞診あるいは針生検

マンモグラフィや超音波の検査で異常が疑われた場合には、病変部の細胞や組織を採取し、確定診断を行います。
*細胞や組織検査の結果の説明は10日~2週間後となります。

乳がん遺伝相談外来

乳がん遺伝相談外来

乳がんのなかで、5~10%の方は遺伝的に乳がんを発症しやすい体質を持っている人に生じていると考えられています。近年、乳がんの患者数は増加しており、そのため遺伝性乳がん患者さんも増加しているのが現状です。しかし、遺伝性乳がんを取り扱う施設は非常に少なく、どこに相談したらいいのか分からないという声が多く聞かれます。
当院では2018年4月に日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構の診療協力施設となり、香川県に2施設しかない協力施設の1か所として、遺伝性乳がん診療に取り組んでまいりました。
この度、乳がん患者さんの遺伝性乳がんに関する遺伝子検査が保険適応となったことを受け、ご相談患者さんの増加に対応するために、遺伝性乳がんに対する不安や心配を相談できる専門外来を開設致しました。
乳がん遺伝相談外来では、自分は遺伝性乳がんの可能性があるのか、あるいは乳がんは発症していないが家族に乳がんの方が多くおられ心配している、といった遺伝性乳がんに関するご相談を対象に診療いたします。専門的に判断して遺伝の可能性が高いと考えられた方には、遺伝子検査や病気についての説明を行い、希望があれば遺伝子検査の実施も行います。
お気軽にご相談ください。

※当院では遺伝性乳がんについてのみご相談を受け付けます。乳がん以外の遺伝相談はお受けできませんのでご了承ください。

ご相談内容

  • 遺伝の可能性について
  • 遺伝子検査の実施について
  • 今後の治療や検診に関する意見提供

※乳がん以外の遺伝相談は受け付けかねます。

遺伝子検査について

遺伝性乳がんについてのカウンセリングを受けていただいたうえで、ご希望される場合には遺伝子検査を実施します。遺伝子検査は血液検査です。

予約方法

必ずお電話で予約をお願いいたします。「乳がん遺伝相談外来」希望とお伝えください。
乳がん遺伝相談は、完全予約制となっております。
予約を入れず、直接来院されても相談には応じかねますので、ご留意願います。
受付可能時間 月~金 9:00~17:00 、 土 9:00~12:00

甲状腺外来

甲状腺外来

 甲状腺専門外来では、甲状腺・副甲状腺に関する症状について、診断・治療を行っています。甲状腺はのどぼとけの下にある臓器で、多くの方は頚部の腫れやしこりに気が付いて病院を受診されます。

 また、最近は、各種の人間ドックや健康診断の際の診察・頚動脈超音波・採血検査などをきっかけに甲状腺・副甲状腺の疾患が見つかる方も増えています。

 しかしながら甲状腺や副甲状腺疾患を専門とする医師は少なく、特に、薬物療法だけでなく手術が必要か否かの判断や、手術を行った患者さんの術後も経過観察も行う外科医は本当に少数です。当院では、甲状腺・副甲状腺の治療を専門とする外科医が、迅速に診察・診断し、適切な治療を提案します。

このような症状のある方は甲状腺外来にご相談ください

  • 頚部に腫れやしこりがある
  • 動悸・指先の震え・多汗・体重減少・眼球突出などが気になる
  • むくみ・冷え性・無気力などが気になる
  • 腎結石・尿管結石を繰り返している

甲状腺の検査の流れについて

検査はすべて受診日当日に受けていただくことが可能です。

1.問診・視触診

現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。

2.超音波検査

甲状腺の腫れやしこりの有無、リンパ節の腫れや副甲状腺の異常の有無を観察することができます。

3.血液検査

甲状腺ホルモンの異常や自己抗体、カルシウム値などを検査します。

4.細胞診

超音波の検査で異常が疑われた場合には、細い針で病変部の細胞を採取して検査を行います。
細胞診の結果の説明は10日~2週間後となります。

緩和ケア外来

緩和ケア外来

緩和ケアは、がんが進行した時期だけでなく、がんが見つかったときから治療中を通して必要に応じて行われるべきものです。がんと診断されたときには、ひどく落ち込んだり、不安で眠れないこともあるかもしれません。治療の間には食欲がなくなったり、痛みが強いことがあるかもしれません。「つらさを和らげる」という緩和ケアの考え方を、診断されて間もない時期から取り入れることで、こうしたつらい症状を緩和しながら日々の生活を送ることができます。
また、がんが進行し、治療が難しいということがあっても、それはその患者さんに何もできないということではありません。痛みや吐き気、食欲不振、だるさ、気分の落ち込み、孤独感を軽くすること、自分らしさを保つことや、生活スタイルの確保など、緩和ケアではそれぞれの患者さんの生活が保たれるように、医学的な側面に限らず、幅広い対応をしていきます。

緩和ケアの役割は、時期にかかわらずがんに伴う体と心の痛みやつらさを和らげることです。また、緩和ケアは、患者さん本人や家族が「自分らしく」過ごせるように支えることを目指します。体のつらさだけでなく、心のつらさあるいは療養生活の問題に対しても、社会制度の活用も含めて幅広い支援を行うことも大切な役割です。
「痛みやつらいことは、病気なのだから仕方がない」とあきらめることはありません。つらい気持ちを「人に伝えること」が、苦痛を和らげるための第一歩になります。がんと診断されたときや治療中、あるいは治療後でも、痛みや、気持ちのつらさや不安があるときには、いつでも相談してください。
当院では緩和ケア指導者研修会修了医師が診療にあたります。